規定

第1条 目的

  1. 奏文庫(以下「文庫」)は、歴史研究に寄与し、歴史研究者を支援する事業を行うことを目的とする。
  2. ヨーロッパ史、とりわけブリテン諸島史を主たる対象分野とする。ただし、事情により、関連する地域の歴史および日本史も対象に含める。

第2条 組織

  1. 文庫に1名の館長および1名の副館長を置く。
  2. 文庫の運営は評議会の議をもって決する。
  3. 文庫に蔵書部、研究部、出版部を置き、それぞれ1名の部長を置く。

第3条 館長および副館長

  1. 館長は文庫の事務を総轄して文庫の健全な運営にあたる。
  2. 副館長は館長を補佐するほか、館長が評議会の同意を得て授権した事項を専管することができる。
  3. 館長および副館長の任期は、2年とする。ただし、再任を妨げない。
  4. 館長および副館長は評議会の互選により決する。ただし、館長は、評議会の同意を得て、副館長を指名することができる。
  5. 館長に事故あるときは、副館長が館長の職務を代行する。

第4条 評議会

  1. 文庫評議会(以下「評議会」)は、維持会員の互選により決する5名の評議員で構成する。
  2. 評議員の任期は2年とする。ただし、再任を妨げない。
  3. 評議会の議は、館長が招集する年一回の奏文庫本館での総会をもって決する。ただし、館長は、必要と認めるときに、臨時会を招集することができる。
  4. 前項の総会および臨時会は、事情により、評議員の稟議をもって代えることができる。
  5. 評議会の定足数は3名とし、議事は出席評議員の過半数をもって決する。
  6. 第4項に定める稟議による場合、前項の定足数および議決数は、それぞれ5名および3名とする。
  7. 館長および各評議員は評議会の議題の提出権を持つ。ただし、評議員の動議は、動議提出者を含む2名の評議員の同意をもって議題とする。

第5条 部

  1. 館長は、評議会の同意を得て、評議員のなかから、各部の部長を任命する。
  2. 部長の任期は、2年とする。ただし、再任を妨げない。
  3. 各部の職員および臨時職員は、部長が館長と協議して選任する。

第6条 蔵書部

  1. 蔵書部は、文庫が購入もしくは寄付により受け入れた書籍の管理にあたる。
  2. 寄付による蔵書受け入れにかかわる細則は、別に定める。
  3. 蔵書部管理書籍の利用規程は、別に定める。
  4. 蔵書部は、文庫管理のためのデータベース(「奏文庫蔵書目録」)の作成にあたるほか、構成員から提供された情報に基づき、文庫以外の所蔵にかかる蔵書の情報を集めた研究書データベース(「奏文庫ウェブ図書館」)の作成にあたる。

第7条 研究部

  1. 研究部は、日本における歴史研究の発達に寄与し、研究者の支援に資する事業を企画・実行するほか、必要ある場合は、他の組織と共同しまたは協力してこの目的の実現にあたる。
  2. 企画は、企画ごとに別に定める規程により実施する。

第8条 出版部

  1. 出版部は、研究部と共同して、研究部の目的に合致する書籍の出版にあたる。
  2. 出版部は、事情により、他の組織とりわけ奏気流に委託された書籍の出版業務を代行することができる。
  3. 出版部は、奏文庫独自の紀要、叢書および特別出版物の出版のほか、Haskins Society Japan の出版業務を取り扱う。紀要の表題は別に定める。
  4. 出版部の運営にかかる細則は、別に定める。

第9条 構成員

  1. 文庫の構成員は、維持会員、会員、会友の三種類とする。いずれも文庫の蔵書を利用することができる。
  2. 構成員となる申し込みは直接館長宛行うものとし、館長は総会で新規構成員を報告するものとする。構成員名簿は個人情報保護法に基づき館長が管理する。
  3. 維持会員は文庫の運営にかかわる責任を持つ。維持会員資格は職にある研究者とする。ただし、定年等により退職した研究者は、維持会員となることができる。
  4. 会員は文庫の存続および企画の実現に寄与する責任を持つ。会員資格は職にある社会人とする。ただし、定年等により退職した社会人は、会員となることができる。維持会員となるか会員となるかは、本人の判断により決するものとする。
  5. 会友は文庫の企画に参加する資格を持つ。会友資格は学生・院生・職にない研究者(オーバードクター等)とする。会友は、職を得た場合、会員もしくは維持会員に身分を変更しなければならない。
  6. 構成員は、出版部が管理する奏文庫紀要への投稿権のほか、Journal of Haskins Society Japan (査読あり)への投稿権を持つ。
  7. 維持会員、会員および会友は、別表に定める年会費を納入しなければならない。ただし、評議会の議により、個別に会費を免除することができる。

第10条 名誉会員

  1. 前条の規定にかかわらず、文庫に名誉会員を置くことができる。
  2. 名誉会員の称号は、本人の同意を得て、評議会の議により授与する。
  3. 名誉会員は、文庫蔵書およびウェブ図書館のほか、文庫が有する施設を利用することができる。

第11条 ウェブサイト

  1. 文庫はウェブサイトを開設・維持する。
  2. 館長はウェブサイトを管理する。
  3. ウェブサイトの作成は各部が協力して行う。蔵書目録およびウェブ図書館はウェブサイトからも利用できるように設営する。
  4. ウェブサイトの管理運営にかかわる細則は、別に定める。

第12条 施設

  1. 館長は施設の維持管理運営にあたる。
  2. 施設は奏文庫本館(以下「本館」)および奏山荘(以下「山荘」)とする。本館会議室および山荘は、研究部および出版部の事業に利用することができる。
  3. 本館は〒861-2242熊本県上益城郡益城町木山326-5奏館に置く。
  4. 山荘は〒869-1603熊本県阿蘇郡高森町大字色見3137-6に置き、奏文庫別館(以下「別館」)を併設する。
  5. 山荘は、他の研究組織の研修をはじめとする各種利用に貸し出すことができるほか、奏気流の各種事業に利用することができる。
  6. 本館会議室は、他の研究組織の研修の利用に供することができる。
  7. 山荘の会計は文庫の会計から独立して営み、評議会の報告事項とする。
  8. 本館の利用規程および別館を含む山荘の利用細則は、別に定める。

第13条 会計

  1. 会計年度は毎年4月から翌年3月とする。
  2. 各部は、それぞれ独自に、予算および決算の業務を行わなければならない。館長が管理する文庫維持運営の会計と各部の会計を合わせて、文庫全体の会計とする。
  3. 各部の利益のうち、文庫全体の会計に移管すべきものは、評議会の議をもって決する。ただし、山荘の会計は文庫の会計から独立して営むものとし、この利益を文庫の会計に移管することはできない。研究部および出版部の事業のうち山荘利用にかかわるものは、各部の会計と別に会計報告するものとする。
  4. 維持会員から評議会の推薦により、2名の会計監査委員を選出する。会計監査委員は、文庫および山荘の会計の監査にあたる。館長、副館長および部長は、会計監査委員を兼任することができない。
  5. 文庫全体および各部の業務にかかわる会計細則および文庫会計監査規程は、それぞれ別に定める。

本規程は、から施行する。